
サージカルテンプレートを使用した臼歯部インプラント手術
今回はサージカルテンプレートを使用するインプラント手術について説明します
サージカルテンプレートとは
「インプラント体埋入手術に使用するインプラント体の埋入位置・方向などを設定したプレートのこと. CT データを基に模型上あるいはコンピュータソフト上で製作され,口腔内への適合性や再現性が求められる.」
引用:日本口腔インプラント学会『Academic Terms of Oral Implantology 2024』
とされていて、インプラント手術の際に目的の場所にいれるための補助器具です

近年コンピューター技術やデジタル化が進歩していることから、プラン通りの場所にインプラントをいれることが比較的容易になってきました
もちろんサージカルテンプレートを使用することでのデメリットもありますが、骨の形状が複雑でリスクのある部位、複数歯や審美部位のインプラント治療では正確なインプラント埋入位置が求められることからメリットが大きいとされています

少しでも安全で綺麗な、そして長持ちするインプラント治療をするために様々な良い方法を取り入れていきます
ちなみに今回のケースでは頬側に発達した骨隆起もインプラント手術時に除去しています